代表インタビュー
―岡野さん、今日はよろしくお願いします
こんにちは、よろしくお願いします。
―まず、「しんゆり会計」のネーミングの由来をお教えください。
はい、まず私自身、新百合ヶ丘が大好きだということですね。
開業を考えたとき、この場所以外は考えられませんでした。
―思い入れがあるということでしょうか。
そうですね。自分にとって縁のある場所だと感じています。
―詳しく教えてください。
きっかけは、私が大学生のとき、北海道から出てきて初めて住んだのが、この麻生区でした。
麻生区で学生生活を送っていて、新百合ヶ丘の映画館で映写のアルバイトをしていました。
―映画館で映写のアルバイトとは、どういったものなのでしょうか。
映画を映したり、フィルム編集をする仕事です。地味ですけど(笑)結構長く続けました。
―珍しいアルバイトですね。
そうですね、大学を卒業したあとも、生活費を稼ぐために続けさせてもらいました。
税理士の勉強をしながら、アルバイトしていたのです。
映写室で、仕事の合間に税理士の勉強をしておりました。
だから、なんとなく映写室は原点かなぁという気がしています。
―映写室が原点とは面白いですね。
そうですね、新百合ヶ丘はアートの街として有名だと思うのですが、当時も映画祭なんかもやっていて、その手伝いもしたりしていました。
―アートの街・新百合ヶ丘にマッチした活動をしていたのですね。
当時はそんなこと全然考えていなかったのですけどね。(笑)
でも、幼いころ北海道で暮らしていたときも、うちの目の前は映画館だったのです。
―へえ
商店街に住んでいて、近所に、ほかにも7・8件くらい映画館があったのです。
ご近所だったからかもしれませんが、当時は、映写室とか劇場内とか自由に入って遊んでいました。
―なるほど、映画と接点があるのですね。
あまり意識してはいなかったのですが、改めて思うと、なかなか得難い経験です。
―確かに。
だから、新百合ヶ丘=映画=自分というのは何となく原点かなぁと。
私にとっての新百合ヶ丘は、北海道から身一つで出てきた田舎者を受け入れてくれ、税理士を志した大切な街だと思っています。
―”第2の故郷”といったところでしょうか。新百合ヶ丘への思い入れが良くわかりました。
そうですね、あとはネーミングに関して、「ゆり」というのは、祖母の名前でもあるので、事業をするうえで、自分のルーツを大切にしたいという想いもあります。
―なるほど。
自分の事業にそういった想いを入れると、天国の祖母をはじめ、いろんな人が喜んでくれるのではないかなぁと。やっぱり今自分がいるのは、先代の努力のおかげなので。
―恩返しですね。
そうですね。自分の活動は、自分だけものではなく、新百合ヶ丘という街や先代への恩返しをしていきたいという想いをこめたネーミングですね。
―由来が良くわかりました。それでは、しんゆり会計は、新百合ヶ丘周辺のお客様を想定しているのでしょうか。
いいえ。お客様の地域は、限定していません。首都圏であれば問題ないです。
―あまり地域的な縛りはなのいですね。
そうですね。そんなに距離は気にしないというスタンスです。しっかりコミュニケーションがとれれば、問題ありません。遠くても私のほうからお伺いするケースが多いです。「しんゆり会計」は、税務や会計はもちろん、地域の活動にも積極的に参加しています。税理士というワクを飛び越えて、新百合ヶ丘を盛り上げていきたいという意味だと思ってもらえれば幸いです。(終)
(聞き手 Keiko Oda/2022.7.25)